2015年8月24日月曜日

【Azure】番外編_無料試用期限が切れた

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

現在はMicrosoft Azureについて連載中です。

期限切れ

さっそくですが、一ヶ月の無料評価版の期限切れの日がやってきました。

忘れてただけだろッ!!

いえいえ、意図的に切れるまで待ったのです。

「期限切れしたらどうなるんだろう?」

とビクビクしているユーザは沢山いると思いましたので。

今回は期限切れに至るまでの経緯についてご報告しようと思います。

経緯

7/22:契約

7月22日に無料試用版の契約を行いました。

この日に作業内容については過去ページ「無料評価版開始1」をご確認下さい。

8/15:警告が来る


期限切れまで一週間を切った日の翌日というロジックでしょうか?
「無料試用版 のサブスクリプションの無効化のお知らせ」というメールが届きました。

遠藤 太志郎 様

以下のサブスクリプションは期限が切れており、 2015年8月22日 に無効になります。サービスの継続利用をご希望の場合は、サブスクリプションの更新手続きをお願いいたします。

サブスクリプション名: 無料評価版

ご不明点がある場合は、弊社まで (電話番号: 0120-952-593) ご連絡いただくか、http://www.azure.microsoft.com/support にアクセスしてください。

ここは敢えて放置して様子を見ます。

8/21:最終通達


期限切れの前日に「無料試用版 のサブスクリプションの無効化のお知らせ」というメールが届きました。

遠藤 太志郎 様

以下のサブスクリプションは期限が切れており、 2015年8月22日 に無効になります。サービスの継続利用をご希望の場合は、サブスクリプションの更新手続きをお願いいたします。

サブスクリプション名: 無料評価版

ご不明点がある場合は、弊社まで (電話番号: 0120-952-593) ご連絡いただくか、http://www.azure.microsoft.com/support にアクセスしてください。

これでも放置します。

8/22:無効化

結果、ピッタリ一ヶ月後に無効化されてしまいました。

「無料試用版 の解約手続き完了のお知らせ」

遠藤太志郎 様、こんにちは

2015年8月22日に以下のサブスクリプションの解約手続きが完了しましたので、ご確認ください。

サブスクリプション名: 無料評価版

「サブスクリプション - 無料評価版 - は無効になりました」

サブスクリプションのデータは 90 日間保持され、Fri, 20 Nov 2015 02:32:53 GMT に完全に削除されます。 その前に、重要なデータは保存しておいてください。

どうやら一ヶ月が経過した段階で無効状態になり、更に90日が経過すれば完全削除となるようです。

流石に完全削除まで見届けるわけにはいきませんので、この辺りで復活させたいと思います。

さて、ここからどうやって復活するか。
今回の主題はそこになります。

サインイン

では、さっそくAzureの管理コンソールにログインします。
普通にログイン出来ましたので、一つ分かりましたね。


  • アカウントそのものが消えるわけではない。


すると、コンソールは以下のような状態になっています。


ふむ。
赤い警告マークが出てしまっていますね。

しかしやっぱり無効化されているだけで消えたわけではないようです。

警告マークをクリックすると次の画面に進みます。


無料版から有料版へのアップグレードを促されますので、指示に従って次に進みます。


アップグレードを実行します。


これでもうアップグレードが完了してしまいました。

既に有料モードに入っています。
ただし、これは従量課金制ですので、使用しなければまだ費用が発生することは無いようです。

無料は続く

こうして有料の従量課金制に入ってしまったわけですが、心配はいりません。

従量課金制の中に「無料コース」があるのです。

設定画面の「スケール」というページに進みますと、以下のような画面になりました。


無料という選択をしているうちはずっと無料です。

これは開発用の設定でして、このブログを書いている私のように一人で検証しているうちはこの無料コースでの開発で十分でしょう。

複数人で本格的に開発する場合は「共有」「BASIC」など、有料コースにシフトして行きたいですね。

詳細はこちら公式サイトをご覧下さい。



終わりに

一先ずこれで、無料期間が終わっても急に有料になってしまったりすることは無いことが確認出来ました。

まだしばらく検証を続けて、いずれはちゃんとした有料コースでサービス展開をしてみたいところですね。

2015年8月6日木曜日

【Azure】Webアプリ起動

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

現在はMicrosoft Azureについて連載中です。
前回に引き続き、無料評価版にて検証を続けていきたいと思います。

アプリ新規作成

こちらが全ての基本となる管理コンソール画面です。


早速ですが、今回の検証では一番の標準であるWEBアプリの開発を行っていきたいと思います。

左のメニューからWEBアプリを選択して、WEBアプリの作成をクリックすると、このように作成メニューが出てきます。




この時、とりあえず適当にポンポンと作成してみたい気もしますが、ここで気になる項目「ギャラリーから」というのがあります。
これを選んでみましょう。

すると、ジャーン。

最初からミドルウェアやライブラリが選べる状態ではありませんか。


  • Acquia Drupal 7
  • Apache Tomcat 8
  • Better CMS
  • BlogEngine.NET
  • Bottle
  • BugNET
  • CakePHP
  • Composite C1 CMS
  • Concrete5
  • DasBlog
  • Django
  • DNN Platform
  • Drupal Commerce
  • EC-CUBE
  • Express サイト
  • Flask
  • Gallery Server Pro
  • Ghost
  • Incentive
  • Java Coffee Shop
  • Jetty
  • Joomla!
  • Kentico CMS for ASP.NET
  • Lemoon
  • MageliaWebStore (IIS 用)
  • Magento
  • MediaWiki
  • mojoPortal
  • MonoX
  • MVC フォーラム
  • nopCommerce
  • nService
  • NuData DKAN
  • OpenCart
  • Orchard CMS
  • osCommerce
  • OWA
  • phpBB
  • Piwik
  • Pligg
  • razorC.net
  • SageFrame
  • Service Gateway
  • SoNET Web Engine 4.1
  • SugarCRM
  • Umbraco CMS
  • Virto Commerce
  • WordPress

凄く沢山ありますね……。
ほぼ軒並み聞いたこともありませんが……。

でも、人によっては「あっ、これ、知ってる!!」みたいなのもあるんじゃないでしょうか。
初期セットアップがそこそこ面倒なあのライブラリも、Azureなら最初からインストール済みでスタート出来るのです。

アップデートも盛んで、今後もこのギャラリーは数を増やしていくものと推測されます。

では今回は、自分で何かアプリを作ってみようと思いますので、CakePHPを選択してみましょう。

すると以下のように作成画面に移ります。


そのまま次に進むとDBセットアップ画面へ。


あら?
MySQLしか選択肢に出てきませんね。

本当はMicrosoftのクラウド専用データベース「SQL Database」を使ってみたかったのですが、ライブラリの制約によりMySQLを選ばざるを得ないようです。
ここは残念な所ですが、CakePHPの仕様を考えると仕方無いかもしれませんね。

完成

はい、これで終わりです。もうサイトが出来上がってしまいました。
早ぇぇ~。


終わりに

と言うわけで、CakePHPの起動までなら一瞬でしたね。

ここから先はもう実装に入れるような感じがしますが、まずは着手する前に「データベースへのアクセス方法」とか「コミット方法」とか、
その辺を調査していこうと思います。