2016年7月25日月曜日

【JavaでPlayFramwork2.4.6】Grobal.java

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

最近はPlayFrameworkについて勉強を進めています。

前回まででプロジェクトの作成に成功したところで、今回はいよいよ細かい機能の確認に入っていきたいと思います。
今回のテーマは「Grobal.java」です。

Grobal.java


公式の参考ページは以下です。


上記はバージョンPlay2.3の話です。
本ブログで取り扱うのは2.4.6ですが、公式そのものが枯れていないので公式に無い話を取り扱うのもやむなし。
頑張っていきましょう。

役割


まず、Grobalクラスの役割は全てのコントローラクラスの総合継承クラスとでも言いましょうか。
本来コントローラが担当するURLリクエスト活動の親クラスとしての他、システムの初回起動時専用など全体的な共通処理を担当するクラスです。

従って、

  • システム初回起動時に一回だけ行いたい処理
  • 各URLのリクエスト時に毎回実行したい処理

この辺りがGrobalクラスの役割と言えるでしょう。

特徴


Grobalクラスの特徴は、やはりクラス名が「Grobal」であるということです。
「Grobal2」とかちょっとクラス名を変えただけで動きません。
そう、Grobalクラスは、場所がルート直下で、クラス名がGrobal.javaであるというネーミング規約があります。

後は、「GlobalSettingsクラス」を継承しているという点くらいでしょうか。

public class Global extends GlobalSettings {


私が特徴に思うのは、やっぱり「Grobal.java」であることというネーミング規約が敷かれている点でしょうか。
「Grobal2」とかちょっとでも違うネーミングにするともう動きません。

外部ファイル名ではなくJava本体のクラス名にこのような規約を設定するのはJavaプログラミングでは余り見かけない特徴だと思います。
この辺りがscalaベースとしているPlayFramworkの特徴でしょう。

このように、JavaがJavaクラスのクラスやメソッドを「文字列として認識」して振り分けるという機能を「リフレクション」と言います。

メタプログラミングと言い換えても良いでしょうか。

普通にシステム開発者として従事している間は余り需要はありあせんが、ライブラリ開発社の立場からすると偶に裏技として出番がある時があります。
「こういう使い道もある」という程度に覚えておくと良いかもしれませんね。


各メソッド


Global.javaが実現する機能は親クラスであるGlobalSettingsの実装に準拠しています。


public class GlobalSettings {

    /**
     * Executed before any plugin - you can set-up your database schema here, for instance.
     */
    public void beforeStart(Application app) {
    }

    /**
     * Executed after all plugins, including the database set-up with Evolutions and the EBean wrapper.
     * This is a good place to execute some of your application code to create entries, for instance.
     */
    public void onStart(Application app) {
    }

    /**
     * Executed when the application stops.
     */
    public void onStop(Application app) {
    }

    /**
     * Called when an exception occurred.
     *
     * The default is to send the framework's default error page. This is achieved by returning null,
     * so that the Scala engine handles the excepetion and shows an error page.
     *
     * By overriding this method one can provide an alternative error page.
     *
     * @param t is any throwable
     * @return null as the default implementation
     */
    public F.Promise onError(RequestHeader request, Throwable t) {
        return null;
    }

    /**
     * Call to create the root Action of a request for a Java application.
     * The request and actionMethod values are passed for information.
     *
     * @param request The HTTP Request
     * @param actionMethod The action method containing the user code for this Action.
     * @return The default implementation returns a raw Action calling the method.
     */
    @SuppressWarnings("rawtypes")
    public Action onRequest(Request request, Method actionMethod) {
        return new Action.Simple() {
            public F.Promise call(Context ctx) throws Throwable {
                return delegate.call(ctx);
            }
        };
    }

    /**
    *
    * Called when an HTTP request has been received.
    * The default implementation (return null) means to use the application router to find the appropriate action
    *
    * By overriding this method one can provide an alternative routing mechanism.
    * Please note, though, this API is very low level, useful for plugin/module authors only.
    *
    * @param request the HTTP request header as seen by the core framework (the body has not been parsed yet)
    * @return an action to handle this request - if no action is returned, a 404 not found result will be sent to client
    */
    public play.api.mvc.Handler onRouteRequest(RequestHeader request) {
        return null;
    }

    /**
     * Called when no action was found to serve a request.
     *
     * The default behavior is to render the framework's default 404 page. This is achieved by returning null,
     * so that the Scala engine handles onHandlerNotFound.
     *
     * By overriding this method one can provide an alternative 404 page.
     *
     * @param request the HTTP request
     * @return null in the default implementation, you can return your own custom Result in your Global class.
     */
    public F.Promise onHandlerNotFound(RequestHeader request) {
        return null;
    }

    /**
     * Called when an action has been found, but the request parsing has failed.
     *
     * The default behavior is to render the framework's default 400 page. This is achieved by returning null,
     * so that the Scala engine handles onBadRequest.
     *
     * By overriding this method one can provide an alternative 400 page.
     *
     * @param request the HTTP request
     * @return null in the default implementation, you can return your own custom Result in your Global class.
     */
    public F.Promise onBadRequest(RequestHeader request, String error) {
        return null;
    }

    /**
     * Get the filters that should be used to handle each request.
     */
    public  Class[] filters() {
        return new Class[0];
    }

}


メソッドを抜き出すと以下です。

  • beforeStart
  • onStart
  • onStop
  • onError
  • onRequest
  • onRouteRequest
  • onHandlerNotFound
  • onBadRequest
  • filters

色々ありますね……。

このうち、私が現在のシステム開発で必要としているのは以下です。

  • beforeStart:システム初回起動
  • onRequest:各種リクエスト実行時
  • filters:フィルター

beforeStartメソッドというのはシステムで最初にリクエストを受けた時だけ実行されるメソッドです。
シングルトンクラスの初期化などで実行するのが良いでしょう。

onRequestメソッドはリクエスト毎に毎回実行。

filtersメソッドは、onRequestに連動しているものです。

各種リクエストの開始終了ログなど、システムの最初に用意するログ機構についてはこの辺りが活躍するわけですね。

終わりに


次回はログ出力の手法についてご紹介したいと思います。

2016年7月4日月曜日

【JavaでPlayFramwork2.4.6】Eclipseへの取り込み

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

最近はPlayFrameworkについて勉強を進めています。

前回にて一応、プロジェクトの作成には成功しました。
次はEclipseへの取り込みに行ってみましょう。

開発環境はEclipse


まず大前提ですが、Javaで開発するんだからそりゃEclipse使いたいですよね?
と言いますのも、PlayFrameworkは根っこの思想がScalaなので、根本的には「Eclipseみたいな派手な総合開発環境(IDE)が無くてもテキストエディターだけで実装出来るよ」というものがあります。

いや、確かにそうなのかもしれませんけど、何をするにもやっぱIDEはあった方が良いと思います。

これは他の言語でも同じ。
PHPでもRubyでもその他でも、テキストエディターとかviとかだけで実装する熟練の戦士は確かに一定数いるとは聞きますが、今は文明の利器であるIDEがあるんだから使えばいいしょ。

「最近の若いもんはEclipseが無ければコード一つマトモに書けやしない……」

別にいいだろ! あるんだから使えば!!

と言う訳で、実装パワーをIDEに頼り切るスタイルは今後も継続です。

しかし、問題はどのIDEを使うか、ですね。

  • Eclipse
  • IntelliJ IDEA

ご存じのように、日本ではEclipseがぶっちぎりの一強、事実上のスタンダード。
しかし世界を見渡すとIntelliJ IDEAもなかなかのシェアを誇る。

最近はAndroidアプリ開発専用IDE「AndroidStudio」がIntelliJ IDEAのカスタマイズで作られている辺り、日本人でもIntelliJ IDEAを無視できなくなってきました。

「IntelliJ IDEAの方がEclipseより優れている部分もあるんだぜ!!」

みたいな話も調べると出てきますし、IntelliJ IDEAの習得は将来性を鑑みたJavaエンジニアの課題として一考に値するものだと言えるでしょう。

しかし、今回の所はEclipseでやらせて頂きたいと思います。
私自身がEclipseに慣れっこなのでEclipse以外は気が進まないというのもありますが、何より、私以外の要員も私と同じくEclipse派ばかりですので。
IntelliJ IDEAを導入するには説明出来るだけの合理性と、要員の教育、全員のモチベーションが必要で、そういった体制も考えるとEclipse以外の選択は厳しいのです。

プロジェクトのインポート

では、さっそくEclipseに取り込んでいきましょう。
前回までで「Activator new」で作ったプロジェクトをEclipseのworkspace配下に置いて、プロジェクトを取り込みます。

当然ながら、Eclipseの「プロジェクトの作成」で作るわけでは無いということです。

結果がこちら。


この時点ではプロジェクトにEclipse設定ファイルがありませんので、ご覧のようにJavaプロジェクトではなくファイル一覧のように見えてしまっています。

これをEcipseに対応させるには、Play公式にやり方が掲載されています。


まずプラグイン「sbteclipse」を入れます。project/plugins.sbt に以下の記述を入れるだけでOK。

addSbtPlugin("com.typesafe.sbteclipse" % "sbteclipse-plugin" % "4.0.0")

この『プラグイン』というものに他にどんなものがあるのか、探していくのも面白そうですね。

次に、Activatorで「Eclipse」というコマンドを発行します。


すると、以下のようにプロジェクトにクラスパス等が通ってすっかりJavaプロジェクト風になりました。


特にエラーも起きていませんね……。
おかしいな……。

いえ、実はですね、私が最初に行った時はここまでやってもEclipseにエラーが発生していたのです。
原因はこちら。


赤枠の部分。

  • target/scala-2.11/twirl/main
  • target/scala-2.1.1/routes/main

これが自動的に入ってくれないのでscalaクラスの変数がコンパイルエラーを起こすというものがあったのです。


Application.javaの変数「index」が変数解決不能のエラーを起こしていたら、それはソースフォルダに「scala-2.11/twirl/main」「scala-2.1.1/routes/main」が入っていないことが原因だから手動で追加しろという内容の記事を書こうと思っていたんですが……。

ちくしょー。
私が最初に検証を行っていた4月の頃から今記事を書いている7月の現時点まででこの問題が解消されてやがる。

だからこれからPlayを始める人はこんなことに悩まなくて良いんだ……。

すいませんね。
私は画像キャプチャを取る為に過去に行った作業を一からやり直しながら記事を執筆しており、当時存在していたEclipseコマンドのバグがいつの間にか修正されていることに今気付いたのですよ。

ここまで書いて記事を消すのも悲しいので、本日はこれにて終了……。

PlayFramworkは非常にホットなライブラリなので、過去にあった問題がサラッと直っていることもあるということです。

終わりに


やられましたね、これは!!

しかし過去に存在した問題がアップデートで解決するのは望ましいこと。
Tacyは人柱になったと思って祈りを捧げて下さい。

引き続きPlayの連載を継続します。

2016年6月20日月曜日

【JavaでPlayFramwork2.4.6】ビルド時のネットワーク問題と起動

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

最近はPlayFrameworkについて勉強を進めています。

プロジェクト起動


前回の荒技で、とにかく2.4.6でのプロジェクトは完成しました。

では、プロジェクトの起動に行ってみましょう。

コマンドプロンプトを起動し、

cd "作成したプロジェクトのフルパス"
activator run

これでプロジェクトが起動します。
が、実際には私はここで躓いたので、その時の経験談も踏まえて今回は雑談ベースです。

Activatorにパスが通っていない


私のような慌て者のエンジニアは上記の通りActivatorコマンドを実行しても「操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」とか出てくるかもしれませんね。
これはActivatorにパスが通っていないのでしょう。

PlayFrameworkの管理コマンドであるActivatorはダブルクリックで自動インストールするものではなく、圧縮ファイルを展開して設置し、そこに手動でパスを通さなければいけないものです。
この状況に陥っている人は公式サイトをもう一度ご確認下さい。


ネットワーク問題


PlayFrameworkはActivatorコマンド実行時とrun実行時の二回に分けてインターネット上からファイルをダウンロードしてくる挙動となっています。
従ってネットワーク環境に繋がっていない環境では起動出来ません。

私はここで大変苦労しました。
私の現在の現場環境はセキュリティが大変厳しいので自由にインターネット接続出来ません。
よってsbtのビルドで自動であっちこっちからjarファイル等のライブラリをダウンロードしてくるのは望ましくなかった為、オフラインビルドを試みました。


公式サイトのダウンロードページに「Offline Distribution」というリンクがあり、これがsbt実行ダウンロードするファイルを最初から一塊で取得出来るものです。
これを取得し、USBメモリでオフラインPCに移動させて、いざオフラインPCから起動……とやってみたわけですが……。

結論を言うと、無理!!
初回のオフラインビルドは現実的ではありません。

と言いますのも、どうやら「Offline Distribution」と言えども全部入っているわけではないようです。
インターネット界は日々進化していますので、細かいバージョンの差分とかが発生してしまって「Offline Distribution」には既に古くなってしまったものが混ざっているのです。

また、「Offline Distribution」はあくまで初回セットであり、そこから追加で何かプラグインを入れたりするとなると、当然ながら「Offline Distribution」の中にはありません。

「Offline Distribution」に入っていないものは別途、手動でネットからダウンロードしてオフラインPCに移植し……と頑張ってみましたが、無理でした。
取得しなければならないファイルは一個や二個の話ではないので、手動ダウンロードを繰り返してビルドしようと思ったら一日では終わりません。

二日……三日……どれくらい頑張ったら出来るんだろう???

とにかく、インターネットビルドを使わず手動ビルドで初回起動するのは三途の川のほとりで石を積み上げるようなものです。

頑張ってもゴールに辿り着けませんので、これからビルドする人は絶対にインターネット環境でビルドすることをオススメします。

  • オフラインだけでのビルドは至難。オンライン環境は事実上の必須。
  • どうしてもオフラインでビルドしなければならない場合、最初だけオンラインでビルドし、ダウンロードしたファイルをオフラインPCに移植する。

ただし、あくまでも初回起動時にjarファイルを収集するステップが大変なだけですので、一度ビルド出来てしまえば、後はオフラインでもOKです。
複数人で作業する場合も、最初に一台だけインターネット環境でビルドし、集めたjarファイルをUSBメモリ等で他のオフラインPCに移植すれば、全部オフラインでも起動出来ます。

経験者ならではの体験談ですね。。。

プロキシ


当然ながら社内などプロキシがある環境で実行する場合、プロキシが通っていなければインターネットに接続出来ません。

これは知っている人は当然でしょうが、私は初体験でした。
インターネットオプションのプロキシと、コマンドプロンプトのプロキシは別です。

コマンドプロンプト実行時にプロキシ接続する場合は、例えば以下のようにコマンドラインからプロキシを設定するとか、
システム詳細の環境変数で事前にプロキシ設定を登録するといった対応の必要があります。

set HTTP_PROXY=http://プロキシサーバ:ポート番号/

この辺りはPlayの話というよりネットワークの問題ですので、各環境毎に奮闘願います。
簡単そうで意外に難しかったです。

起動成功

こうして環境の壁を越えて、何とかようやく初回起動出来ました。
「http://localhost:9000/」で以下のような画面が表示出来ます。


私の場合はネットワークの壁があったので大変苦労しましたが、それが無い環境でしたらスルッと簡単に起動まで辿り着けると思います。

やっぱり開発者には快適なインターネット環境は必要不可欠ですね。。。

終わりに


これにてようやく初回起動まで辿り着きました。
引き続き勉強を継続していきます。

2016年6月6日月曜日

【JavaでPlayFramwork2.4.6】プロジェクト作成 後編 ~古いバージョンで作成する~

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

業務都合によりPlayFramworkを始めました。
ここまでの下勉強により、PlayFramworkのバージョンは2.4.6にすることにしました。

しかし、PlayFramworkは最新バージョンで作成するのは簡単なのですが、古いバージョンで作成するのは面倒なのです。
今回は古いバージョンで作成する手順をご紹介します。

バージョン指定が出来ない


おさらいから行ってみましょう。
PlayFrameworkではプロジェクトを新規作成する場合、コマンドプロンプトでActivatorのnewコマンドを実行すれば一発で作成出来ます。

activator new my-first-app play-java

この時、Activatorはインターネットに接続し、Play本家のサイトから最新バージョンをサーチして取得するという挙動をします。
勝手に最新バージョンを取得してしまい、古いバージョンは取得出来ません。

「-version=2.4.6」のようにオプションを指定することで古いバージョンを取得する機能はありません。

これくらい出来そうな気がするんですけどね。何で無いんだろ……。

しかし、自動で作成出来ないなら手動で作成しましょう。

テンプレートをダウンロード


PlayFrameworkのnewコマンドが最新バージョンになってしまうのは、最新のテンプレートをダウンロードしてくるからです。
そして過去のテンプレートはGitHubに置いてありますので、これを手動でダウンロードすればテンプレートは入手可能です。

以下サイトからお好みのバージョンをダウンロードしてきてください。
私は2.4.6をダウンロードします。


解凍すると、中に「templates」というフォルダが入っています。


その中には2.4.6テンプレート4種が入っています。


これこれ、これが欲しかったんですよ。
私はJavaを使用しますので「play-java」をゲッツします。


その中身は、このように「Activator new」した時とほぼ同じ構成になっています。
PlayFramework初心者はこの状態からスタートするのが最もスムーズに入っていく近道でしょう。

しかし、この状態でアプリを起動しようとするとまだエラーが発生してしまいます。



  • :: org.scala-sbt#sbt;%SBT_VERSION%: java.lang.IllegalArgumentException at sun.net.www.ParseUtil.decode(ParseUtil.java:202)

%SBT_VERSION%!!

バージョン指定。
つまり、本来はnewコマンドが自動で行ってくれる設定ファイルへの最新バージョンセット機能が作動していない。
よってここから先は手動でバージョンを記述することになります。

「手動でセットって、どんな値をセットすればいいの?」という問題につきましては、フォルダを一個遡ってtemplatesフォルダ直下のbuild.sbtに書いてあります。

import play.sbt.activator.Templates._

templateSettings

scalaVersion := {
  // If we're a snapshot build, then default to 2.10.5, since this is what gets built by default for Play
  // If we're a production build, then we want 2.11.6
  sys.props.getOrElse("scala.version", if (isSnapshot.value) {
    "2.10.5"
  } else {
    "2.11.6"
  })
}

crossScalaVersions := Seq("2.10.5", "2.11.6")

templates := {
  val dir = baseDirectory.value
  Seq(
    "play-scala",
    "play-java",
    "play-scala-intro",
    "play-java-intro"
  ).map(template => dir / template)
}

version := sys.props.getOrElse("play.version", version.value)

def playDocsUrl(version: String) = {
  // Use a version like 2.4.x for the documentation
  val docVersion = version.replaceAll("""(\d+)\.(\d+)\D(.*)""", "$1.$2.x")
  s"http://www.playframework.com/documentation/${docVersion}"
}

// Use different names for release and milestone templates
def templateNameAndTitle(version: String) = {
  val officialRelease = version.matches("[0-9.]+") // Match final versions but not *-SNAPSHOT or *-RC1
  if (officialRelease) ("", "") else ("-preview", " (Preview)")
}

templateParameters := Map(
  "PLAY_VERSION" -> version.value,
  "SCALA_VERSION" -> scalaVersion.value,
  "PLAY_DOCS_URL" -> playDocsUrl(version.value),
  "SBT_VERSION" -> "0.13.8",
  "COFFEESCRIPT_VERSION" -> "1.0.0",
  "LESS_VERSION" -> "1.0.6",
  "JSHINT_VERSION" -> "1.0.3",
  "DIGEST_VERSION" -> "1.1.0",
  "RJS_VERSION" -> "1.0.7",
  "MOCHA_VERSION" -> "1.1.0",
  "ENHANCER_VERSION" -> "1.1.0",
  "EBEAN_VERSION" -> "1.0.0",
  "PLAY_SLICK_VERSION" -> "1.1.0",
  "TEMPLATE_NAME_SUFFIX" -> templateNameAndTitle(version.value)._1,
  "TEMPLATE_TITLE_SUFFIX" -> templateNameAndTitle(version.value)._2
)


パッと見て概ね意味は分かるのではないでしょうか?

例えば、「SBT_VERSION" -> "0.13.8"」と書かれていますので、
先ほどのエラーの「%SBT_VERSION%」の所には「0.13.8」を書けば良いという意味になります。

「"PLAY_VERSION" -> version.value」のように直球で書かれていない部分は、
「自分は2.4.6を使いたいんだから2.4.6だな」と判断していくことになります。

これらを元にplay-javaの以下ファイルにガンガン手動記述していってください。

  • play-java/build.sbt
  • play-java/project/build.properties
  • play-java/project/plugins.sbt

ちょっと数が多いので面倒ですが、正常に設定出来ていないと上記画像のようにコマンドプロンプト上にエラーが出来ますから、
地道にやっていけば10分くらいで起動まで到達出来ると思います。

これでPlayFramwork2.4.6の起動に成功しました。
おめでとうございます!!

終わりに


我ながら荒技ですね、このやり方は……。
元々がActivator newコマンド一発で可能な作業なわけですから、
build.sbtによるビルドを熟知している人なら、こんな手動置換作業を行わなくても自動でビルド出来るはずなのですが……。

しかし調べても分からなかったので今回はこのような手動ゴリ押し戦術で対処しました。

何か分かったら追加記事を書きたいと思います。

引き続きPlayFramworkの記事を継続します。

2016年5月30日月曜日

【JavaでPlayFramwork2.4.6】プロジェクト作成 前編

株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

業務都合によりPlayFramworkを始めました。
ここまでの下勉強により、PlayFramworkのバージョンは2.4.6にすることにしました。

では、いよいよプロジェクトの新規作成に行ってみましょう。

Activatorのダウンロード

さて、PlayFrameworkの最初は「Activator」という管理ツールのダウンロードから始まります。
ダウンロードサイトはこちら。


しかしですね~、ここで一つ、驚きの事実が発覚します。


これね、2.2、2.3、2.4、2.5と色々とリンク揃ってるでしょ?
2.3~2.5は全部同じなんですよ。
何でこんなことになっとるんじゃ!!
ともかく、「よっしゃ。俺は2.4.6を使うから2.4.6をダウンロードするぞ!!」なんて指定には何の意味も無いのでどれでもいいから目に入ったヤツを適当にダウンロードしたってください。

しかし、2.2以前は違います。
前回の記事でPlayはバージョン毎の差異が結構あって、特に2.2と2.3の間の隔たりが大きいと書きましたが、その一番の理由がコレです。

「Activatorは2.3以降だけ。2.2以前はActivatorではない」

2.2までは「Playコマンド」っていう旧体系のものなのですね。

なのでコマンドプロンプトで「Play ……」ってやっているサイトが出てきたら、それは古い情報です。
2.3以降はこのActivatorコマンドを使用します。

Activatorのインストール

インストールについて特記事項は無いのでサラリと済ませましょう。
ダウンロードしたファイルを解凍して適当に置き、binフォルダに環境変数でパスを通せばOKです。

公式サイトにあるように済ませて下さい。


プロジェクト作成


Activatorにパスが通ったらプロジェクトの新規作成が可能になっています。
プロジェクトの作成は簡単です。
わざわざこのブログに記述せずとも公式サイトを見てそのままでOKかと思いますが、一応簡単にご紹介を。



プロジェクトを作成したい場所に移動し、コマンドプロンプトで「activator new」とすればプロジェクトの作成が始まります。


  • 1) minimal-akka-java-seed
  • 2) minimal-akka-scala-seed
  • 3) minimal-java
  • 4) minimal-scala
  • 5) play-java
  • 6) play-scala

「akka」というのはTypesafeが開発している並列分散フレームワークのakkaのことです。
並列分散?
つまり、サーバを1台、2台ではなく、ズラッと沢山並べて大規模処理を分散することを想定したフレームワークです。
今回は取り扱いませんが、こういうのもあるということだけ覚えておきましょう。

「minimal-java」は必要最小限のプロジェトの土台を作るだけのモード。
本当にちょろっとしか無いです。
詳しく知っている人ならともかく、初心者がここから構築していくのは無理じゃないかなぁ。

「play-java」はプロジェクトが一通り構築された状態から始められるコースです。
基本的にこの「play-java」を選ぶのが効率的スタートの起点となるでしょう。

なお、「scala」というのはJavaではなくscalaでプロジェクトを作るという意味です。
PlayFramworkはJavaでもslacaでもどちらでも使えるフレームワークですが、今回の連載はJavaで進行するので割愛。

では、play-javaを選んで次に進みます。

プロジェクト作成済み。しかし……


プロジェクト名は「play-sample」として、無事にプロジェクトが完成しました。


プロジェクト構成は一通り出来上がっており、「Hello World!」が表示可能状態です。
実に簡単ですね!!

しかし、ちょっと待って下さい。
「play-sample/project/plugins.sbt」を見ると以下のような記述があります。

  • addSbtPlugin("com.typesafe.play" % "sbt-plugin" % "2.5.3")

そう、PlayFrameworkのActivatorは「自動的に最新バージョンを取得する」という仕様なのです。
つまり、このプロジェクトは「2.4.6」ではなく「2.5.3」で作られてしまっているわけです。

ここが最初の山場です!!

PlayFrameworkは最新バージョンで作成するのは簡単ですが、古いバージョンを指定して作る機能が見当たりません。

私もネットで散々探したのですが、どうやら「activator new version=2.4.6」みたいに簡単にスパッと作るコマンドは無いみたいなのです。

終わりに


次回後編は本番。

「PlayFrameworkを古いバージョンで始めたい場合にどうすれば良いのか?」


情報がどうしても見つからないので私が体当たりで編み出した荒技をご紹介します。

2016年5月23日月曜日

【JavaでPlayFramwork】バージョン選定⇒2.4.6

お久しぶりです。
株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

業務都合によりPlayFramworkを始めました。

が、実際にアプリ構築に入っていくまでにはまだSTEPがあります……。

要事前調査

PlayFramworkは慣れてしまえば簡単に開発していける……はずですが、全然枯れていないので猪突猛進に開始出来ないのが厄介な所です。
構築前に予備知識を得てから始めることをオススメします。

バージョン選定

PlayFramworkはバージョンが沢山ある上にバージョン毎の違いも大きいです!!
まず2016年5月時点でのリリース状況を見てみましょう。


.X系のバージョンアップだけ見ても以下のような状況です。

  • Play 2.5.3 (activator) Apr 27 2016
  • Play 2.4.6 (activator) Dec 14 2015
  • Play 2.3.10 (activator) Aug 3 2015
  • play-2.2.6.zip Nov 14 2014
  • play-2.1.5.zip Sep 20 2013
  • play-2.0.8.zip Sep 20 2013

ここ数年で2.0⇒2.5まで上がってしまっていますね。
しかも.X.Y系まで見ていると早い時は2週間でバージョンアップしたりします。

つまるところ、今プロジェクトを開始したところで、完成する頃には古くなってしまっているわけですよ。
そりゃライブラリはいつか古くなるものですけど、リリース前から旧式ってのは余り気分が良いものではありませんね。

しかも.X系の間では互換性が無いっぽい。。。
実際に今、2.4.6と2.5.3では違ってますもん。
これらを考慮しますと、私TacyはPlayFramworkを導入する上では.X系の一個前を選ぶことをオススメします。

つまり、2.5.3が最新である現時点では、一個前の世代の最終版である2.4.6を選ぶという意味です。

2016年5月現在、2.5系は情報が殆どありません。これを採用するのは人柱もいいとこ。
でも2.4.6だとまだいくらか情報がありますからね。

新しさと安定性のバランスを踏まえるとこれくらいが良いバランスでしょう。

2.2系からの卒業

このサイトに流れ着いてくる人の中には現在進行形で困惑している人もいるかもしれませんね。

PlayFrameworkは2.2と2.3以降では大きく違います。
そして、ネット上の情報はどうも2.2系が多いんですよ!!

私も自分のPCに入っているのが2.4.6なのに2.2の解説サイトを見てたので全く無駄な労力を費やしました。

何故こんなことになっているのか……。
恐らく、原因はコレ。


掌田 津耶乃氏による、ほぼ唯一と言って良い日本語のPlay Frameworkの参考図書です。
私も購入しましたが、これが2.2系なんですよ。
この参考書が日本PlayFramework界に支配的な影響を及ぼし、結果として情報サイトが2.2に占拠される結果になったとしか思えません。

でも、この参考書は2013年の古い情報ですからね。
この本のうち8割くらいは今でも通用しますが、2割くらいは別機能に差し替わっています。
そして、詰まる所に限ってこういう場所なんです。

PlayFrameworkはタダでさえバージョン毎の違いが目立ちますので、情報を調べる際は常に「この記事はいつのバージョンの話をしているのか?」「自分のバージョンと差異がある部分か?」を最初にチェックする必要があります。
それには公式サイトと照らし合わせて裏を取るしかありません。


幸い公式サイトのドキュメントは充実しており、部分的ですが日本語化もされています。
Strutsみたいな枯れ果てたライブラリと比較すると不足ですが、現状でも何とかやっていけるんじゃないかと思います。

終わりに

このように、PlayFrameworkはまだまだ過渡期にあるフレームワークであると言えるでしょう。

情報サイトが求められている状況ですので、このブログがその一翼を担えるようになれば幸いです。

2016年5月16日月曜日

【JavaでPlayFramwork】概論2

お久しぶりです。
株式会社ジェニシス 技術開発事業部の遠藤 太志郎(Tacy)です。

業務都合によりPlayFramworkを始めました。

今回も本格的な技術的検証に入る前の概論です。

何でPlayか?

前回でも記述しましたように、今はWebフレームワークは群雄割拠の時代……と言うよりは一通り出揃っているので何でもアリな時代です。

「明らかにコレが最強!!」って時代であれば迷わずそれを使えば良いんですけど、今の時代はWebシステムくらいどうにでもなりまっせ。。。
選択肢が多過ぎるというのは逆に不便でもあります。
採用フレームワーク検討の段階で決め手に欠きますからね。

今回はPlayFramworkを採用する為の根拠についてお話しましょう。

Railsライクである

私が推す一番大きい点はここ、「Ruby on Rails」ライクであるということですね。
「ライク」というのがまた絶妙にいい加減な表現ですが、ともかくRuby on Railsの思想を引き継いでいるんですよ。

Ruby on Railsとは言わずと知れたRubyWebシステムにおける世界標準の最強フレームワークです。
「設定より規約」という設計思想があり、一定のコーディングルールに従って作っていくことで余計な設計作業をしなくて良く、これによって開発効率を高めるものです。
この思想は世界的に大好評の支持を得ておりまして、Ruby on Rails登場以降、Ruby on Railsの思想に影響を受けたフレームワークが多数登場しました。

要するに、


「Ruby on Railsの思想をパクって別言語で同じ事やったろ」


この発想で作られたフレームワークが沢山あるんですよ!!
PlayFramworkもその一種。

つまり、PlayFramwork単品で見ると数あるJavaWebフレームワークの一つでしかありませんが、
Ruby on Railsパクリブラザーズの一員と見ると、「最強フレームワークRuby on Railsファミリーの一角」という後ろ盾を得られます。

それがどういう利点をもたらすかと言いますと、例えばこのTacy。
2016年5月の現時点においてPlayFramwork開発の経験はありません。しかしRubyOnRailsの開発経験はあります。
そのTacyがPlayFramworkの解説サイトを見ると……、内容が分かるんですよ。

RubyOnRailsと同じ思想のフレームワークであるから、RubyOnRailsの知識を流用した着眼点でPlayFramworkを見ることで速やかに技術背景を得ることが出来る。


「PlayFramworkは知らないけどRubyOnRailsなら知ってまーす」


こういう要員を戦力として投入することが可能なんですよ。
今後の開発フェーズで要員を探すことも容易になりますし、その後の長期的保守の観点でも要員調達のハードルが下がる。

これが大きい!!


フレームワークの世界は寄らば大樹の陰であり、使っている人間の数の多さが正義である!!


この意味でPlayFramworkは軌道に乗っています。

ちなみに同じRuby on Railsパクリブラザーズの一角にPHPの「CakePHP」があります。
これも同じく、RubyOnRailsを知っていればスルッと入っていけるフレームワークです。
私はCakePHPも経験ありますが、あの時も勉強期間3日くらいで設計に入って行けました。

今後も同じ感覚で色々な所で使っていけるでしょう。


一度勉強すれば一粒も二粒も美味しい。


技術背景をRubyOnRailsファミリーで固めるのはエンジニアのキャリア戦略として絶大な価値をもたらしてくれるのです。


Grails


ちなみに、JavaVM上で動くRubyOnRailsライクのフレームワークという意味では、PlayにはGrailsという兄貴分がいます。




私は一度だけこの開発の経験があって、確かに革新的で光るものがあるフレームワークでした。
一時期はコイツが注目された時代も過去にあったと噂を聞きますが……、
現時点で見ると特に流行っているようには思えませんね。

何でも、開発者がサボってアップデートを怠っているうちに折角来そうだったブームが過ぎ去ってしまったそうな。(泣)

運命の巡り合わせがあればこの記事もPlayではなくGrailsだったかもしれないと思うと忍びないですね……。
もしまた時代が来たらTacyはGrailsにも参戦しますよ……。

終わりに


以上でPlayFramwork概論は終了です。
次回からは実際にPlayFramworkを使いつつ検証していきたいと思います。